サラ / Sarah
立ち向かう時間、彼の地は近い
闇の中でしかつくれないウィルスプログラム
必要条件となる三つの順応
ウルの村で暮らす少女。
突飛な行動をとって大人をよく驚かせる。
物怖じしない性格は、大霊樹フォレスとも対等に話すことからも明らかだ。
それは、彼女なりの敬意の表し方ではあるようだが…。
どこから仕入れるのか、知識や見聞が非常に広い。
なかでも「禁断の谷」へのこだわりは人一倍強い。
三つ子
1 キット / KIT
正義と不安
2 リンド / LIND
勇気と瞑想
3 ケムハ / KHEM
逸脱と孤独
再会は遠き光の扉
ウルの村で暮らす少年たち。三つ子。
見た目があまりにも酷似しているが、間違えられることはない。
彼らは生まれながらに、顔の一部に紋様が刻まれていたからだ。
それがどんな意味をもつのかといえば、
今のところは名前を間違えられない程度である。
考えるよりも動いてしまうリンド。
正義感をもって調和をもたらすキット。
ひとくせありながらも愛されるケムハ。
彼らとサラは、ウルの村の屈指のイタズラっ子だ。
<初期守護者>
キット: 炎のゴーレム "エザ"
リンド: 雷のゴーレム "ピンラ"
ケムハ: ヒーラーのゴーレム "ファイ"
ククラカン / KUKURAKAN
嘘偽りから、勇者は生まれた
その身の奥に宿す紅蓮の炎
宙に託した小さな産声
ウルの村で暮らす少年。
強くありたいと願いながら、
いざという時に二の足を踏みがちなことを思い悩む。
剣術に関してもそれなりの腕前にまで
鍛え上げられてはいるのだが、
最後のトドメをさせない精神的な弱さと優しさをもつ。
ネネ / NENE
背中を押した
果たしてそれは、誰の為に?
哀しき傷を洗う雨雫
砕かれた大切な宝物
押しの弱さを露呈するときもあるが、
ここぞというところでは気持ちを強く持てる少女。
サラとククラカンとネネは幼馴染で、
彼ら3人の関係性と距離感に一番気を使っている。
黒王 / King Kuro
滅び、そして、滅ぼす者
彼らは黒き者
屍を積み上げるのは、還るために
テラの大地を脅かす「黒の軍団」を率いる王。
彼らの刃にかかったものは永遠に解けない「石」と化してしまう。
出自も居場所も目的も、多くのことが謎に包まれる。
黒女王 / Queen Kuro
それは黒き花 黒き幻 黒き棺
稲妻は黒く
止まぬ嘆き 雨を呼ぶ
黒王を愛し、黒王に愛される女。
感情の並が激しく、表情も声も雰囲気もコロコロ変わる。
ある境界に関する知見と造詣が深いと言われる。
植物を愛し、操り、心を通わす。
エル / El
グル / Gl
創造主に全てを捧げて
音無き声 思考の喧騒
有と無の波動
めくるめく光の中で
沈黙者「サイス」と呼ばれる種族。
本来であれば人間に味方するはずのないものたちだが、
彼らだけは積極的に人間にコミュニケーションをはかる。
どうやら尋ね人がいるらしい。
ガナア / Ganah
歪められた勝利
咎人の誓い 片時も離れることを許されない
決断と後悔
コーネリア城から派遣され、特定地域の警備につく男。
軍属であり、いち部隊を預かる身分であるものの、
規律や規範という言葉とはなかなか相容れない性分のようだ。
いわゆる、結構適当。
部下には慕われ、上官に嫌われることが多い。
それは、彼の根底に流れる男気の成果か。
第3章から登場
シンシア / Cynthia
自由を求める心を、縛り付けた命を刻む針が、震えて
凍る
ガナアの副官的立場の女性。
片時もガナアの側から離れず、夜から朝にかけての間まで…とまで言われる。
嫉妬と嘲りと侮蔑と、小指の先ほどの正義感を含んで
彼女に向けられる陰口は少なくない。曰く、ただれた関係。
由緒正しき血が流れており、本来であれば軍とは
程遠い場所にいるべき女性らしい。
ジラルディ / Girardi
ウクマーナ / Ukmana
ルネサント / Runesandt
翼が導きくは空か、それとも
受難の二枚羽
生み出した手に、愛と悲しみ
強い絆で結ばれた三姉妹。
彼らは翼器と呼ばれる装置を背負い、空を自由に飛ぶことができる。
世界にふたつとない技術で、模倣すら実現していない。
彼女らはその固有の能力を戦場で活かし、生計を立てている。
長女であり、全体を取りまとめて先導するジラルディ。
前向きな行動力と瞬発力で、困難を打開するウクマーナ。
視野を広くもち、冷静かつ的確に状況を見定めるルネサント。
彼女たちの翼は、冒険の旅路で大いに活躍することになるだろう。
バルグ / Bulg
栄光の将 灰色の深淵
闇に浸した手 罪過が生んだ修羅
コーネリア軍の将軍。
ガナアやシンシアとも面識があり、関係性が見て取れる。
強く出世を望み、そしてそれを実現させてきた人物。
その名誉欲は、彼のコンプレックスに起因しているようだ。
ピッツファ / Piz'fa
有り得たこのない出逢い
歴史の始まりは滅び
偶然というメビウスの輪
不思議な世界に住まう亜人。
テラの住人ではあるものの、その存在は特殊な模様。
彼らの種族は隔絶された場所にのみ生存を許されているようだ。
草原で滅びを待っていたら連れていかれたブタ